

Global Village



GVとはHabitat for Humanity が提供する短期海外建築プログラムのこと。
Eco-Habitat関西学院は、1997年春より年に1、2回このプログラムに参加しています。
渡航までには街頭募金やフリーマーケットを行い、
集まったお金を家建設資材費として派遣国へ届ける活動を行います。
派遣先では10日間ほど滞在し、主に家建設のお手伝いを行う他、
文化交流や滞在地域の見学、観光などをしています。
毎年フィリピンのドゥマゲッティ市を訪れているWork Campとは異なり、
チームごとに異なる国で、活動することがGloval Villageの特徴の1つです。
渡航までの流れ
1.メンバー募集
Eco-Habitat関西学院のメンバーからリーダー選出とチームメンバー募集します。
2.申込
Habitat for Humanity Japanにチーム参加申し込み
3.ミーティング
渡航前の約3か月間、週2回ミーティング(計17回程度)を行い、チームメンバー全員で活動に向けた準備や勉強をします。詳しいミーティング内容は下で紹介しています。
4.渡航
行ってきます
私たちは週に2回チーム全体でミーティングをしています。このミーティングでは、現地で過ごす日々を安全かつ円滑にすることを目的に私たちが訪れる国の知識やリスクマネジメントなど様々なことを事前に話し合います。
私たちのチームはいくつかの係で構成されています。その係が毎回のミーティングで議題を下ろす形になっています。ここからはそのミーティングの議題をいくつか紹介します。

ミーティングの議題内容の紹介

渡航先の
基礎知識
BKK(勉強会)・渉外係が渡航国についての基礎知識を議題にして下ろしています。渡航国の文化や歴史、政治体制など幅広く学ぶことで理解を深めていきます。この他にも渉外係として現地の国の言葉についても議題をおろしていきます。

保健ルール
保健係を中心に、メンバー全員で渡航先での食事ルールを決めます。
食事ルールは、現地でメンバー全員が安全に過ごせるための大切な決まりごとです。例えば、生野菜はOK、乳製品は自己判断というようなルールを決めておくことで、食中毒等の健康面における支障を事前に防ぐ事ができます。

GVの意義
チームのリーダーズが、「私たちは何のために、誰のために、GVに行くのか」について議題を下ろしています。渡航国における事前知識や食事ルールだけでなく、家建築活動の意義や、ホームパートナーさん(被支援者)に対する想いや目標をチーム全体で再認識する場となっています。
渡航期間中の活動内容
家建築活動のため、約2週間GV派遣国に渡航します。
そのうち大体5〜10日間、家を建てるお手伝いを行います。
※画像をクリックすると説明文が見れます。

現地に到着後、Habitat for Humanityのコーディネーターがオリエンテーションを開いてくれます。オリエンテーションでは、家建築活動を行う際の基本的ルールやホームパートナーさんについての説明があります。2週間安全に安心して過ごせるようコーディネーターさんも手厚くサポートしてくれます。

ワークサイト(家建築活動を行う場所)に着いたらすぐに、ウェルカムパーティーが行われ、ホームパートナーさんや現地の方々が、暖かく迎え入れてくれます。フェアウェルパーティーは、国によっても宗教によっても様々なため、毎年渡航する国によって異なります。過去に渡航したインドやネパールでは、“ビンディー”というものを額につけ、首からお花をかけてくれました。

家建築活動は、私たち学生だけでなく、現地の大工さんやホームパートナーさんも一緒に行います。主に活動内容は、家の土台作りとなる穴掘りや、ブロック運搬、ブロック積み、セメント作りなどです。家建築のやり方も作業内容も渡航する国によって様々です。


家が完成する前の状態です。

家が完成する前の状態です。

私たちは完成まで携わることが出来ませんでしたが、私たちの次の大学生の別のチームが引き続き家建築活動のお手伝いを行い、最後の完成まで携わります。

私たちは完成まで携わることが出来ませんでしたが、私たちの次の大学生の別のチームが引き続き家建築活動のお手伝いを行い、最後の完成まで携わります。

週末や祝日は、家建築活動がお休みになるため、観光日(通称:Cultural Activity)が数日設けられています。現地の歴史や文化を味わうため、お寺や遺跡を訪れます。

週末や祝日は、家建築活動がお休みになるため、観光日(通称:Cultural Activity)が数日設けられています。現地の歴史や文化を味わうため、お寺や遺跡を訪れます。

主に現地での食事はホテルで食べる事が多いです。事前に保険係を中心に決めた保険ルールに従って食べます。必ず朝昼晩の食事前に保険係が食事をチェックし、メンバーが食べます。昼食はケータリングもしくはサイトの方々が調理をしてくださるかの二種類で、ケータリングの場合ホテルからワークサイト地まで食事が運ばれてきます。

現地の人たちとの異文化交流を目的に、現地の学校を訪問します。一般的に小学校へ訪問する事が多いですが、過去には大学に訪問したこともあります。 学校訪問では、ダンスを踊ったり、習字や折り紙など、日本の文化を伝えられる取り組みを行っています。

現地の人たちとの異文化交流を目的に、現地の学校を訪問します。一般的に小学校へ訪問する事が多いですが、過去には大学に訪問したこともあります。 学校訪問では、ダンスを踊ったり、習字や折り紙など、日本の文化を伝えられる取り組みを行っています。

家建築活動最終日、フェアウェルパーティーを開き、ホームパートナーさんや大工さん、現地コーディネーターさんに感謝の気持ちを伝えます。 フェアウェルパーティーでは、渡航前からメンバー全員で練習していたダンスを披露したり、現地の言葉でお礼を伝えたりします。

チームの旗にみんなで手形を押しました。
GVプログラム帰国後
帰国後、活動の振り返りや今後の広報活動についてメンバーと話し合うため、事後ミーティングを行います。一人一人事前からの活動を振り返ることで、この活動の終止符を打つ事ができます。
また事後ミーティングをもって、GVチーム全体としての活動は終了します。

20GV参加学生の声
※クリックすると画像と感想の詳細が見れます。

1.なぜGVに参加しようと思ったのか? →途上国でのボランティアに興味があったから 2.GVの魅力とは? →家建築という貴重な体験を通して、チームのメンバーや現地の人の温かさに触れ、自分を見つめ直せること 3.現地で印象的だったことは? →HPさんやワーカーさんの笑顔が日に日に増えていったこと 4.この活動を通じて何か得た こと、変わったことはありますか? →考える力。自分の考えを伝えることの大切さ。 5.参加したことがない人へ一言! →GVを通して、今までにない経験をしてみませんか?

ワーク初日にHPさん達が真剣に作業している様子を見て、HPさんの将来の生活基盤を作るGVという活動の重みをずっしりと感じました。一緒に作業をするうちにHPさんの笑顔が増えていき、最 終日にこのチームが自分たちの家建築に携わってくれて幸せだったと言ってくださったとき、GVに参加して良かったと心から思いました。

1,なぜGVに参加しようと思ったのか? →家建築活動を通して生まれる感情や考えをより深いものにしたかった! 2,GVの魅力とは? →毎年違う国に行くので、一から知識を蓄えてやりがいしかない家建築プログラム🏠 3,メン バーとの思い出は? →シークレットでメンバーとご飯🍚めっちゃ緊張したけど、話せてない人とも話せて行ってよかった! 4,この活動を通じて何か得たこと、変わったことはありますか? →思考力と行動力を培えた!! 5,参加したことがない人へ一言! →多くのボランティアが世の中に溢れています。これを見てるあなたはきっとボランティアに興味があるのかな? 是非、「自分にとってボランティアとは?」という答え探しをGVを通してやってみてほしいです✨

私は事前ミーティングに力を入れました。勉強会という国の知識の提供をする係を務めていたんですが、「どのようにメンバーが自主的に知識を蓄えられるように知識提供のサポートができるか」を常に考えて質重視の議題を毎回下しました。 現地に行くだけがGVの目的ではなく、事前ミーティングでどれだけ知識を増やすかによって現地で感じることの量に比例することをこの係でメンバーに伝えられたと思います。

1,なぜGVに参加しようと思ったのか? →去年参加して、またもう一度行きたいと思った。 2,GVの魅力とは? →いろんな価値観、景色、経験、繋がりを得れる。 3,現地で印象的だったことは? →雨の後に見れたヒマラヤ山脈! 4,家建築活動のワークで大変だったことは? →高さを合わせながらレンガを積んでいくこと。 5,参加したことがない人へ一言! →ぜひ参加してください!きっとかけがえのないものが沢山得れます。

何転びするねんってくらい本当にいろんな困難があったGV。でもこの人たちのために家を建てたい、幸せになってほしいと心から思えるHPさん出会えたことで、ネパールに行って本当に良かったと思いました。リーダーとしては反省ばっかりだけど、このチームのリーダーになれて本当に幸せでした。全ての経験、出会えた人たち、そしてSwimmyのメンバーは私のかけがえのない宝物です。
